照明の役割について、皆様はどう思われますか?
アーティストのライブやコンサートを盛り上げるために、照明は欠かせません。機材を操って光を照らし、アーティスト(出演者)や音楽を引き立たせます。特に近年は照明機材の性能や技術が進化しているため、曲に合わせて色を変えるだけでなく、照明を主役にした演出などもよく行われます。どう表現するかで与える印象や感動も変わるため、裏方でありながら表現者としての側面も持ち、とてもやりがいのある仕事です。
弊社では主に3つを軸にステージ演出を手掛けております。
①舞台照明
②バーチャルコンサートの総合演出
③コンサートツアー(アリーナ/ドーム/スタジアム)特殊効果のオペレーション
25年の経験と知識を生かし、打ち合わせからオペレーションまで一貫して行います。
一般的な照明による演出はもちろんですが、背景に映像を使った演出(イメージ動画をスクリーンなどに投影し、照明と同期させオペレート)や音響との同期演出も可能です。また、照明機材メーカーEKライト(EKプロ)の輸入販売もしております。
コロナ禍によりイベントが減少した頃に増えてきたバーチャル空間でのパフォーマンスに関して、よりクオリティーの高いものを提供できないかと思い、これまでの知識と経験を生かした技術をバーチャル空間に表現することに挑戦いたしました。
バーチャル空間のコンサートでは、現実世界と同様に照明や特殊効果、映像を使って演出を行うため、実際の演出のスキルと3Dシミュレーションを扱うスキルの両方が求められています。3Dアプリを独学で学び、コンサートで使う実際の機材をモデリングしシステム構築しました。
例としまして、バーチャル空間の中でアバター(アーティスト)がコンサートの様に楽曲に合わせて動きながら、現実と同じ空間を演出することができます。
上記の演出技術を2021年から東京の展示会に出展させて頂いており、多くの方に高い評価を頂きました。
そのおかげもありまして、バーチャル制作会社(株式会社SIKAKU様と業務提携)との繋がりもできまして、V-TuberやVRアイドルなどのコンサートのシステム構築及びプログラム、総合演出とオペレートの案件もさせて頂いております。
スモーク(煙)や花火、炭酸ガス、飛ばし(紙テープや紙吹雪)、炎、シャボン玉を出すなど様々な演出を実施しています。一昔前までは、オペレーターがタイミングを合わせスイッチON・OFFをする必要がありましたが、現在ではプログラミングし自動で実行することにより質の高い演出ができるようになりました。
また、2021年よりアイドルグループのコンサートツアー(アリーナ/ドーム/スタジアム)の特殊効果オペレートに携わっており、(有)エフェクトジャパン様とも取引をさせて頂いております。
<スパーク演出>
チタン合金粉末を本体内で電磁波を用いて加熱し、空中に放出することで、火薬ではない噴き出し花火を演出します。熱くない花火は人気の演出です。
<スモーク演出>
出演者の前に噴射して隠したり、後ろから照明を当てシルエットに見せることが出来ます。また、一気に噴射して白煙が出るのを見せることも出来ます。
<ジェットスモークとキャノン砲(銀打ち)演出>
スモークを真上に噴き上げる演出効果で、視覚的に大きなインパクトを作り出します。キャノン砲(銀打ち)からテープを空気の圧力で勢いよく飛ばす演出です。盛り上がるところでお客様にテープが舞う演出効果はインパクトがあります。